業務も覚えてないのにACLSなんてまだ早いでしょ
引き続きACLSネタです。
新人の頃にACLS、ICLSを受講しようとすると、必ず上記のようなことを言うスタッフがいます。
なぜ、新人の頃に受講しようとするとよく思われないのでしょうか?
未熟な看護技術、未熟なアセスメントや看護など仕事ができないから?
「ACLSをやる前にやることがあるでしょう。」といったところでしょうか。
本当にそうなのでしょうか。
皆さんはどう考えますか?
蘇生しなければならない状況には、新人でも、ベテランでも、一般人でさえ訪れます。
そうした状況で最も必要なのはBLSで学ぶことでしょう。
ただ、医療従事者としては「行動できなければならない」と思います。
BLSはできて当然。新人でBLSができれば現状では💮でしょう。
そして、その後のことをチラッと知っていると、知らないでは全く違います。
そもそも、ACLSはやることは決まっているので、覚えてシミュレーションしてみればいいのです。
学生や新人の研修に適していると思いませんか?
近況報告
さて、久しぶりの更新です。
あいかわらず、ICLSのインストラクターとしてほそぼそと活動していますが・・・
じゃじゃーん!!
この度、ACLSのインストラクターになりました。
なぜ取得したのかというと、急変前対応の教育に力を入れたいと思うからです。
そもそも、ICLSのインストラクターになって気づきましたが、私は教育に興味があります。
AHA 講習のインストラクショナル・デザインは知れば知るほど感心してしまいます。
そうした中でPEARS、AMLSなどの急変前対応プログラムに近いものを
院内で提供できないかなと考え、まずは自分が学ぼうと言うことで、ACLSのインストラクターを志望しました。
さて、簡単にインストラクターになるまでの道ですが
※金額は目安です
1.ACLSプロバイダーコース受講(4万)
2.ACLS Instructor Essential修了(35$)
3.ACLSインストラクターコース修了(3万)
4.ACLSプロバイダーコースにモニターで参加(2万)
詳細はJSISHのHPを御覧ください
http://aha-ecc.jp/acls_instructor.html
この他にテキスト代や交通費などかかります。
こんなに高いので私はプロバイダーだけでストップしていた感があります。
正直、モニター参加にもお金がかかるとは知らなかったので、びっくりしました。
ただ、ここまで来て引き返せないので払いましたが(笑)
ACLSインストラクターになっても何も変わりません。
この資格を活かしてどう活動していけるかだと思います。(まだ活動してませんが・・・)
最初に言いましたが、私は教育に興味があります。
院内で「看護師のアセスメント力が低い」という言葉をよく聞きます。
看護部、(私も含めて)病棟で効果的な教育をどの程度しているのだろうと、疑問をいだきます。
効果的な教育を少しづつでも展開できたらいいなと思うわけです。
非科学的、非合理的な側面の多いナンセンスなこの世界を変えたいですね。
(言い過ぎました、すいません)
第15回日本救急看護学会
皆さん、こんばんは。
福岡まで勉強に行って参りました。
今回はそんな学会での発表について。
皆さんは、病院での研究発表だったり、学会発表は結構されてますか?
看護師ならば一度は通る道だとは思いますが、私は発表したことありません
そんな私が学会に参加して思ったのは、
学会発表を手段として行なえば、
いろいろやりたいことに挑戦できるのでは・・・
院内のトリアージなどシステムや教育などなど。
うちの病院の救急を盛り上げていきたい!
こうしていきたい
ああしていきたい
こうしたらもっといいんじゃないかなぁ
そう思っていることに対して、せっかくやるなら、うちの成果(良くも悪くも)を面白おかしく、学会で伝えたい!
学会発表など良くわからない私ですが、浅はかながらそう思いました
次に、話は変わります。
発表を聞いてて皆さんも感じるとは思いますが、印象に残る発表、そうでない発表とあると思います。
個人的には、機械的な原稿の朗読はどうも好きになれません。
喋るのが下手でも、自分の言葉で説明してくれたほうがうれしいです。
朗読の発表を聞いていると、わたしが学生のときのケーススタディの発表を思い出す。
スライドほとんどの学生がを使わず原稿を読み上げるだけ・・・。
原稿を一語一句直されたり、発表までもっていく過程も発表を聞くのも、とてもつまらなかったのを思い出しました。
発表もしたことないくせに偉そうに!
そう思ったあなた・・・
本当にすいません
(また、気分を害された方がいたら申し訳ございません。)
私も勉強会などでプレゼンするとき原稿を書きます。
そして、現行の細かい部分を上司に修正されます。
でも、原稿も確認してもらっているし、方向性だけあってれば良いかなと言うことで原稿はほとんど気にしません。
なにが言いたいかと言うと、機械的な朗読は発表慣れしていないのもありますが、個人の問題ではないのではないかということです。
うちの病院は看護部へのレポート、病棟会などの議事録まで上司の修正が「何度も」入ることがつい最近までありました。特にレポートはだんだん自分が伝えたいことや、言いたいことじゃなくなるんですよね。
学会発表に関しても、病院によってはああしろ、こうしろで自由がきかない部分もあるのかな?そう思いました。
たしかに形式や品格も大切ですが一般発表(救急認定看護師の発表を除く)に関しては機械的な朗読が多く、もっと自由な発表が多くてもいいのかなと思います。
最後に、学会の中で、救命医の冨岡譲二先生の講演がありました。
私ごときが、こう、いっていいのかわかりませんが、素晴らしいの一言でした。
発表で感じた人間性、考えさせられる内容などなどすべてが素敵な講演(プレゼン)を通して心に響きました。