救急隊あれこれ
救急隊からの連絡は、誰がうけてますか?
うちの病院では看護師が受けます。
前に働いていた病院では師長が受けてました・・・。
師長→ER看護師→医師という順番だったかな
医師が忙しくないときは現場の判断でほとんど受けてた気がしますが
何度手間なんだっていう。
いまは、看護師→医師です。
少しはスムーズになりましたが、救急隊から言わせると、直接医師と話せないのが、難点だとか。
一刻を争うときとかはそりゃ、そーですよね。ただ、各科の医師に振り分けたりする必要があるうちの病院だとなかなか難しいんだろうな。
話は少し変わって、救急隊の報告内容も地域や個人によって?色々差があります。
これまでの経過、観察項目の報告が的確で内容も、「アセスメント指鼻試験、バレー兆候はマイナスです。」(`・ω・´)キリッみたいな。
一方、この前あった例で言うと
救急隊
「バイクの2人乗りの自損事故です。高エネルギー外傷ではありません。」
私
「はい。(ん?高エネルギー外傷の定義ってなんだっけ。)」
救急隊
「かくかくしかじかの部位に挫創があります。」
「V/Sは問題なく意識レベルもクリアです。以上になります。」
私
「わかりました。四肢の動きはどうですか?歩いたりできそうですか?」
救急隊
「いや・・・歩くのはちょっと難しそうです。」
私の心の声
(あーいたいからね)
救急隊
「負傷者の一人の膝の骨が見えてます。出血はとまってます。」
私の心の声
・・・って、おい!!!
その報告するまえに、以上になりますって言っただろ。
開放骨折あるなら先に報告してよ!
っていう感じでした。
救急隊も受け入れてもらえなかったり、さまざまなフラストレーションがあって
大変だろうとは思います。
しかし、救急隊からの第一報が受け入れ準備や受け入れ後の対応などに左右していくことを考えると、受け入れてもらえればいい的なのはどうなのかなぁっと思います。
もちろん病院側も何かに理由つけて断ったり、救急隊へのものの言い方とか、なんだかなぁと思うことも多々あります。
救急隊と病院関係者は、お互いに誠意ある対応をとり、信頼関係の構築やお互いが刺激し合い、成長していくことも必要だと思っています。
ちなみに上に書いた専門知識を用いた報告をした救急隊は、3次救急の病院の地域の所属でした。もちろん、所属消防やその個人の質もあるんでしょうが、レベルの高い病院が近くにあるからこそ、より質の高い救命士が育つのかなっとちょっと思いました。