看護師の教育を見える化してみた
こんばんは。
皆さんの施設では、看護師の臨床教育ってどうしてますか?
ラダーに沿って実施したり、その部署の教育計画を立てて新人を育ててるところもあると思います。
うちもチェックリストや経験録など使ってやってますが、あまり機能していないです。
理由としては、部署が担当している分野が幅広いことがあります。
また、新人も入ってこないので、教育計画があまりないことでしょうか。
かと言って異動者は来るので、その人に対する教育はどうしているのか?
うーん。オリエンテーションとOJTとたまにoffJTだけなのかな。
教育していないのに、その人ができないと
「経験不足」
「分からないのに聞いてこない」
こんな感じになってしまいます。
更には「ここに居ても学べないから他行ったほうがいいよ」
なんていう人も居たりします。
これをなんとかしたいと思い、チェックリストとか作ったんですがあんまり活用デキていないんですよね。
そんな時、あるコースで出会った方達からグラフィックシラバスとカリキュラムマップ、教育の可視化など興味をそそられるキーワードを教えてもらいました。
グラフィックシラバスとかカリキュラムマップは簡単に言うと「教育の見える化」なのでビジュアルでわかりやすい学習マップみたいなものでしょうか。
そこで、早速部署に合わせたものを作ってみました。(ビジーですいません)
主に救急領域の内容になります。これ以外も部署としては担当しているんですが、分野が広すぎてしまうので、救急に絞ってます。
ぱっと見ではあまりわからないのかもしれませんがどうですか?
一番左の軸はレベルみたいなものでしょうか。
最初は経験年数にしてたんですが、なんとなく部署事情にあってないのでこのようにしました。
そして、一番下は前提となる知識、左に救急外来や救急病棟の業務内容で、右側の方に担当している検査部門のことや災害系の内容を含んでいます。
チェックリストや経験録もこれ一枚で済むといいなぁと思いまとめました。
見える化するとなにがいいのか?
その個人が獲得しているスキルや業務が本人/指導者にも分かる
今後獲得する必要があるスキルが本人/指導者に分かる
ここで獲得したスキルが何に役立つのか、またはキャリアとしてどうなっていくのか分かる。(管理者は支援できる)
結局のところ、仕事をしていく上でのひとつの基準ですね。
文章だとわかりにくいのでビジュアル化しました的な。
作るに当たってはこの本を参考にしたので興味のある方はどうぞ。
(臨床教育の場合キャリアマップになるんでしょうか・・・?)
看護教育 2015年 12月号 特集 グラフィック・シラバスとカリキュラム・マップ 授業とカリキュラムを「見える化」しよう!
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