Emergency Nursing(エマージェンシーナーシング)

救急外来で看護師をしています。 AHA-BLS/ACLSインストラクターとして活動中。得意分野は蘇生や急変対応の教育です。

看護師のプレゼン能力を向上するにはどうしたら良いのか?PART2

皆さんこんにちは。

看護師とプレゼンテーションに関する話です。

 

最近では、後輩に勉強会や事例検討会などをやってもらう機会が増えましたが、やっぱりプレゼンが苦手という看護師が多いです。

そこで、今回はプレゼンの一つのツールである『パワーポイントのコツ』についてお伝えします。

 

結論から言うと、こういうテンプレートを活用しましょう。

フォント、見やすい文字の色、参考になるデザインが揃っています。

このテンプレを使って、文字の色に黒を使わないほうが見やすい!

と実感しました。

 

さて、ちょっとしたビフォーアフターですが、よくありがちなスライドです。

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※症例はフィクションです

 

ここから言えることは、初期テンプレートを使うのは止めましょう。

緑色の部分がノイズですし、スライドの構成を考えるときも邪魔になります。

また、何回も「にて…にて…」と書いてあったり、経過がダラダラ書いてあるのは陥りやすい傾向だと思います。

 

これはスライドといえば、

・「1スライド3分ぐらいで話しなさい」という旧世代の教育

・勉強会と言えば「テキストの内容をそのまま打ち込む」という習慣

・我々はプレゼンにこだわりはないので、どうでもいい?

などなどの文化や教育が影響しているかもしれません。

 

じゃあどうしたら良いのか?

無駄な情報は省きましょう。ざっくり削るとこんな感じです。

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参考にしたスライドをベースに作ってますので、青枠で囲っている部分も血液データのことだけじゃなく、バイタルサインや具体的な数字をいれても良いかもしれません。

 

もちろん、もっと良いデザインはあると思いますので、ビフォーアフターがあれば教えてください!

 

プレゼンの目的は様々でしょうが、準備をするのもけっこう大変ですよね?

参加してくれる人も時間を犠牲にして参加してくれてます。

淡々と作文を読むようなプレゼンにせず、双方にメリットとなる環境をプレゼンで作りましょう。

その一つがパワーポイントというツールです。

 

プレゼンと言っても発表形態やシチュエーションも様々です。

今回はパワポの話しかしてませんが、申し送り、報告なんてのも一種のプレゼンです。

 

そう考えると看護師はプレゼンする機会がよくあるはずですが、結論をあとにしてダラダラ報告している場面を見かけたり、苦手意識が強いです。

 

なんででしょう?

いずれ、報告についての記事を書いてみたいと思います。

多分。

 

2年前に書いたプレゼンの記事はこちら

emergency.hateblo.jp