Emergency Nursing(エマージェンシーナーシング)

救急外来で看護師をしています。 AHA-BLS/ACLSインストラクターとして活動中。得意分野は蘇生や急変対応の教育です。

看護師におすすめのアプリやネットサービス

臨床や基礎教育で働く看護師の皆さんや学生向けに自分が使っててオススメなサービスやアプリを紹介しようかなと思います。 今回紹介しているものに、一切医療系アプリはありませんのでご了承ください(笑) 1.勉強ノートは全部電子化する 2.資料は全部電子化…

看護師の業務改善part1「勤務前の準備」について

業務改善シリーズ第1段は 「勤務前の準備について」 勤務前によくある情報収集や物品点検などは、結論から言えば明らかに前残業に当たります。 労働に関するよくあるご質問 | 日本看護協会 そもそもこの悪習は看護学生の時代から始まります。 申し送りが大…

DNAR指示のあり方とは?

DNAR(Do Not Attempt Resuscitation)に対する勧告 ここ数十年で厚生労働省や複数の学会から終末期医療に関するガイドラインが公表され、終末期医療に対する医療者の理解は深まりつつあります。しかし、DNAR指示に対する誤解をしている医療者がいるとして、…

看護師のキャリアプランついて

突然ですが、5年後の自分は看護師としてどうなっていると思いますか? また、自分の『強み』はどこにありますか? 私が看護学生の頃、数年後の自分が看護師としてどのように働いているかなんて想像もできませんでした。 漠然と、 救急で働いてみたいなぁー …

看護師のプレゼン能力を向上するにはどうしたら良いのか?PART2

皆さんこんにちは。 看護師とプレゼンテーションに関する話です。 最近では、後輩に勉強会や事例検討会などをやってもらう機会が増えましたが、やっぱりプレゼンが苦手という看護師が多いです。 そこで、今回はプレゼンの一つのツールである『パワーポイント…

急変対応コース紹介 心停止ver

BLSやICLSやACLSなど色々あって分からないという声を頂きましたので、 独断と偏見でいくつか紹介したいと思います。 AHA BLSプロバイダーコース 乳児〜成人までのすべての年齢を対象とした蘇生法から、 窒息への対処法、呼吸停止時の補助呼吸などのスキルを…

本紹介 インタラクティブティーチング

インタラクティブティーチングの本やっと購入できました!!! 内容を引用します。 東京大学の大学教員準備プログラムから生まれたオンライン講座「インタラクティブ・ティーチング」の内容をもとに構成された書。「アクティブ・ラーニングを学習活動にいか…

看護師の教育を見える化してみた

こんばんは。 皆さんの施設では、看護師の臨床教育ってどうしてますか? ラダーに沿って実施したり、その部署の教育計画を立てて新人を育ててるところもあると思います。 うちもチェックリストや経験録など使ってやってますが、あまり機能していないです。 …

病院と救急隊とのやりとり

だいぶ前に救急隊について書きましたが、今回は病院側の話。 皆さんの病院では誰が救急隊からくる収容依頼の電話を受けていますか? 私のところは(2次医療機関)看護師が対応しています。 救急隊の情報を看護師から医師に伝えるわけですが非常に時間がかか…

看護師のプレゼンスキルを向上するにはどうしたら良いか?

こんばんは。 先日、救急看護学会に参加してきました。 色んな発表を聞きましたが、せっかく良い内容を報告していても発表が今ひとつだと台無しになってしまいますね。 発表を聞いてて改善されるといいなぁと思ったポイントを綴っていきたいと思います。 1.…

AMLSコースを受講しました

だいぶ更新をサボってしまいました。先月AMLSを受講してきました。以下コースの紹介の抜粋です。AMLSコースは内因性障害のある患者の評価を順々に進めていき、患者の緊急度や病態を判断し、可能な限り状態の安定を図りながら、適切な施設へ収容する事を目的…

ACLSEPコースを受けました

ACLS-EPコースを受講してきました。 ACLS-EPコースとは、ACLSコース修了者を対象に、心血管系、中毒、呼吸と代謝、ROSC後の4つのテーマに対して、症例ディスカッションを行うコースです。 テキストが高いんですけど・・・。 受講した感想は、「ACLSプロバイ…

看護師によるACLSの普及方法

皆さんの病院ではBLSやACLSの教育は普及していますか?BLSは新人研修として取り込まれている病院が多いのではないでしょうか。ACLSなど二次救命は病院によってムラがありそうです。 うちの病院でも、新人教育の中でBLS研修をやっていますが、その後、BLS講習…

PEARSプロバイダーコースを受講してきました

AHA

こんばんは。前から興味があった、PEARSプロバイダーコースを受講してきました。 Pears Provider Manual: Pediatric Emergency Assessment, Recognition and Stabilization 作者: AHA 出版社/メーカー: American Heart Association 発売日: 2012/06/01 メデ…

今の新人には優しく教えなきゃいけないからね

さて、今日は教育について。皆さんの病院では教育についてどうしてますか?うちは病院の新人教育の方針として・新人に厳しくしないように優しく接する・負荷をかけ過ぎないということが看護部から言われています。 本題に行く前に、では、昔の教育はどうだっ…

ACLSEPコースとAMLSとPEARS

さて、こんばんは。前回からの臨床推論つながりです。私が今興味を持っている臨床推論というか、アセスメント能力の向上に繋がりそうな、シミュレーションコースを挙げてみたいと思います。AMLS>AMLSコースは内因性障害のある患者の評価を順々に進めていき、…

臨床推論

こんにちは近年、看護の世界でも臨床推論というキーワードが聞かれるようになりました。(私は去年ぐらいに知りました(^_^;))臨床推論とは「当該患者の疾病を明らかにし、解決しようとする際の思考過程や内容」と定義され、臨床家なら日常的に行なっている…

業務も覚えてないのにACLSなんてまだ早いでしょ

引き続きACLSネタです。 新人の頃にACLS、ICLSを受講しようとすると、必ず上記のようなことを言うスタッフがいます。 なぜ、新人の頃に受講しようとするとよく思われないのでしょうか? 未熟な看護技術、未熟なアセスメントや看護など仕事ができないから? …

近況報告

さて、久しぶりの更新です。 あいかわらず、ICLSのインストラクターとしてほそぼそと活動していますが・・・ じゃじゃーん!! この度、ACLSのインストラクターになりました。 なぜ取得したのかというと、急変前対応の教育に力を入れたいと思うからです。 そ…

第15回日本救急看護学会

皆さん、こんばんは。 福岡まで勉強に行って参りました。 今回はそんな学会での発表について。 皆さんは、病院での研究発表だったり、学会発表は結構されてますか? 看護師ならば一度は通る道だとは思いますが、私は発表したことありません そんな私が学会に…

ACLS受講してきました

皆さん、おはようございます。先日、ACLSを受講してきました。ACLSの中で、建設的な介入、ノンテクニカルスキルが大切などと言われています。どうやら、私はこれが苦手です。コースの中での一例リーダー「モニターチェックします。wideQRSでPEAです。CPR継続…

願書提出

皆さん、こんばんわ。 看護学士についてです。 検索すると結構ヒットします。 放送大学でも専用のページ、パンフレットがありますね。 放送大学の願書受付が締め切りになる、今日この頃・・・ やっと?願書を提出しました。 前々から興味はあったものの、な…

ICLSのススメ

こんにちは。あっという間に8月の中旬になってしまいました。 まだまだ暑い日が続き、救急外来には熱中症の患者さんがたくさん運ばれてきてます。 熱中症は、予防が大切ですから、患者さんには予防のポイントを伝えるようにしていますが難しい。 自宅にいて…

救急隊あれこれ

救急隊からの連絡は、誰がうけてますか? うちの病院では看護師が受けます。 前に働いていた病院では師長が受けてました・・・。 師長→ER看護師→医師という順番だったかな 医師が忙しくないときは現場の判断でほとんど受けてた気がしますが 何度手間なんだ…

院内急変

どうも、こんばんは。突然ですが、皆さんの施設では院内急変時の「緊急コード」はなんと呼んでますか? コードブルー? エマージェンシーコール? ドクターハリー? 施設によって様々ですよね。 伝達の方法も「全館放送」「PHS」「蘇生専門チームだけ現場…

自己紹介

さて、ブログをすごい久しぶりというか、これから始めたいと思います。 簡単に自己紹介すると、 とある2次救急の施設で看護師をやっております。 まだまだ、看護師として知識も浅く、未熟ですがいろいろやりたいこともあるのでその辺をブログに示せたらいい…